恐怖の巨大人食いワニ

ギュスターブ
ギュスターブとは、ブルンジのタンガニーカ湖(タンザニア西端にある淡水湖)に生息する、モンスター級の巨大なナイルワニのことである。1990年代から現地に住み研究を続けるフランス人男性パトリス・フェイにより「Gustave」と命名される。

現地ではもはや神格化されるほどの悪名高い人食いワニで、他のワニが小さく見えるほどの巨体を誇り、住民の家畜の大型の牛や馬なども単体で水中に引きずり込み捕食する。また成獣の雌カバを捕食した例もあると言われている。

捕獲や射殺により正式に計測されればナイルワニの最大級個体として記録に残る可能性が高い(正確な計測は為されていないが全長は600cm以上になると思われる)

体重は1トンを超えるであろうと言われている。

性別は雄で完全な成体で、年齢は研究が進む以前は100歳以上とされていたが、歯の抜けが少ない為、2010年に推定68歳と発表された。

水中では時速12~14kmで移動するとされる。

現地人や関係者によると、このギュスターブによる犠牲者数は300人を超えると言われている。このギュスターブは人間に危害を加えるワニのため、過去に何度か射殺を試みられたが、ライフル銃やマシンガンの弾すら跳ね返すほど硬い頑強なウロコに守られているため、致命傷を与えるには至らずそのすべてが失敗に終わっている。このためギュスターブの体には機関銃や拳銃による弾痕がいくつか確認されている。

地元民からは、このワニが人間を襲うのは快楽のためではないかとも言われている。実際、襲われて死亡した者の中には、襲われたのに食されなかった被害者もいるからだ。

2008年を最後に長らくギュスターブの目撃証言は途絶えていたが、2015年6月に地元住人が水牛を捕食する姿を目撃し、その生存が確認されている。

 

 この怪物ワニは「カニングキラー・殺戮の沼」というホラーパニック・アクション映画の題材にもなっている。